コヤシキ マコト
指揮者
蔵野音楽大学卒業。卒業後は二期会、藤原歌劇団等で多くのオペラ公演に参加、 研鑽を積む。1988年より東京混声合唱団の主要メンバーとして活躍。合唱指揮を田中信昭氏に、オーケストラ指揮法を黒岩英臣氏に師事。この頃、日本各地での公演からヨーロッパ演奏、N響をはじめとする各オーケストラとの定期公演に参加。ミュンヘン音楽大学で指揮法と声楽を学ぶ。藤原歌劇団でオペラ指揮の分野での活動を中心に、オペラ公演では数々の副指揮を担当、藤原歌劇団の招聘した指揮者、A・ヴァダーニョに指揮を師事。その後、日本オペラ振興会や二期会、東京室内歌劇場、横浜シティオペラ、埼玉オペラ、首都オペラの副指揮、新国立劇場における音楽スタッフ等で活躍。また日本各地の地方オペラにおいて数多くの公演を指揮し、いずれも好評を得ている。茨城県民オペラ、八戸創作オペラ協会、筑波フィオーレ、その他北海道二期会、四国二期会等、中での2000年には、福岡オペラ(佳の会)にてプッチーニのオペラ「アンジェリカ」を指揮、ソリストには世界的名歌手E・オブラスツォアを迎えセンセーショナルな成功をおさめた。
オペラ彩において2001年,2002年の公演で<モーツァルト>の「魔笛」「コジ・ファン・トゥッテ」を指揮し高い評価を得、いずれの公演も成功に導いた。ピッコラ・ポッテーガ・デル・テアトロでは、2006年に「椿姫」、2007年に「蝶々夫人」2008年「フィガロの結婚」公演、響きの森オペラでは2008年「カヴァレリア・ルスティカーナ」、2009年「道化師」、綾瀬市民オペラ2010年、和光市民オペラ2011年の「カルメン」の公演指揮を手掛ける。またオーケストラ公演も多く、第九をはじめとする交響曲、宗教曲「メサイア」他、管弦楽曲、ピアノコンツェルト等をたびたび指揮している。その指揮は常に息づかい(ブレス)を心がけたもので、その情熱的で且つ自然な流れを持つ音楽づくりは常に高い評価を得ており、オペラソリストや合唱団員、オーケストラの団員からの信頼も厚い。